エゾリスパパの育児休業日誌

今後育児休業取得を考える男性のみなさんへ

意外と少なかった育児休業への反対意見

育児休業を取得しようと思っている方は、一番の悩みは周囲の反応ではないかと思います。

会社の中で浮いてしまうのではないか、冷遇されるのではないか、会社に居場所が無くなるのではないか。

そういう方の為に、私の例を参考にしていただければと思います。

 

私はまず周囲の反応を確かめるために、社内の若手でも比較的頭の柔らかそうな人たちに話をしてみることにしました。

特に若い女性にはなるべく話すようにしてみました。

 

20代の反応は非常に好意的でした。

最近の20代は本当にしっかりしています。

実は私の会社は女性であっても出産を機に自ら退職、または自ら降格をした方がほとんどです。

当然ですが、男性の育児休業など考えてみたことも無い、という方がほとんどです。

ですが、さすが20代。頭が柔らかい。

 

次は部下達に話をしてみます。

こちらは、表現が難しいのですが、文字にするなら「ふーん…」といったあたりでしょうか。

言葉に出す答えとしては「良いんじゃない」という感じの回答でした。

私の部下は50歳前後が多いです。ちょっと何言ってるのか良くわからないけど、やりたいって言うんだから良いんじゃない、という感じの反応でした。

不本意ながら若干、会社に対する反乱と捉えられたフシがありました。

 現在の50歳代、つまりバブル入社組ですね。彼らは男性が家事育児をする事を恥ずかしい事と捉えているようです。

育児休業そのものよりも、男性が家事をしている事そのものが面白く見えてしまうようです。

 

次に話してみたのが職場でも頭が固そうな人たちです。(ごめんね)

こちらは最初に若者達に話してから数日置いてから話してみました。

今まで話した人や、周囲の反応の変化を観察するためです。

60代の人達はさすがに厳しいだろうと思ったのですが、意外にも反対意見は出ませんでした。

全員から賛成を得ることが出来ました。

一部から「休業中のお前の仕事はどうするんだ?」という質問を受けました。

そこは「まだ何も考えていない」と正直に答えました。

なぜなら、そこを一人で考えた所で答えなんて出ないからです。

「上司と話した上で一番迷惑がかからない方法をとる」

とだけ話しておきました。

 

私が育児休業を取得にあたって、同僚から反対意見、または苦情のようなものを言われる事はほぼありませんでした。

これは自分でも意外な結果でした。

どの年代の方も今の日本の育児の抱える問題に多少なりとも関心があるのだと思います。


もし育児休業を取得を考えている男性がいたら、ぜひ周囲に相談する所からはじめてみてはどうでしょうか。

思ったより前向きな意見が聞けるのではないかと思います。