エゾリスパパの育児休業日誌

今後育児休業取得を考える男性のみなさんへ

男性の育児休業で一番大切な事は

男性の育児休業取得で一番大切な事

 

それは周囲の理解です。

 

これが無ければ育児休業の取得はほぼ不可能です。

おそらくどこかで精神的に折れて諦めてしまうでしょう。

これは女性であっても同じことが言えるのですが、女性は子供を産む=必ず休まなければならないのに対し、男性は必ずしも必要かといえばそうでもありません。

 

私が育児休業を取得するにあたって一番聞かれた質問の一つは「なぜ里帰りさせないのか」というものでした。

人によっては「親を喜ばせてやれ」とまで言い出す始末です。

この国では新生児の育児に関してだけ、なぜか親に迷惑をかけても良い事になっています。

これがお金だったりするとケシカランとなるはずなのですが…

 

私は周囲の理解を得るにあたっては、事前に数少ない先例を参考にしました。

その中で真似したのが、周囲の事前の根回しです。

これは早ければ早いほど良いと思います。

私は奥さんの妊娠4か月目で動き出しましたが、もっと早くても良かったと思っています。

周囲の職場の同僚に対して率直に「育児休業の取得を考えているけど、どう思う?」と聞いて回ってみました。

最初は話のわかりそうな人から試すのがおすすめです。

反対しそうな人から最初に話を持っていくと、悪い噂を広められたりする可能性があり、結果的に賛成しそうな人まで反対に回ってしまう可能性があるからです。

まずは理解のありそうな人から試して、ある程度賛成意見を固めた所で反対しそうな人に話をするのが良いと思います。

賛成しそうな人は良い噂を広めて雰囲気を作ってくれたりするので、その後の行動がしやすくなります。

ただし、反対しそうな人にもちゃんと話はしておきましょう。

あまり時間を空けずに、です。

そうしないと話してもらえなかった人は、気分が悪くなってしまいます。

 

もちろん育児休業は国の法律で定められた規則です。

企業は従業員の申し出に対して断る事はできません。

なので例え会社の全社員が反対したとしても、会社に申し出れば100パーセント取得できます。

 

ですが私は、強硬策を取らない事を強くお勧めします。

後に禍根を残すようなやり方は、本人の精神的な負担が大きいだけでなく、キャリアにもマイナスになりやすくなります。

男性の育児休業の取得は思ったより精神的に負担になります。

特に会社の許可が下りた後の出産前の期間です。

わざわざ要らない心の負担を増やす必要はありません。